血液検査の項目(血液成分編3)

免疫グロブリン
体内にウイルスや細菌等(抗原)が入ったとき、その抗原に結合する物質で、その結合を感知した白血球やマクロファージが異物として認識し排除します

この結合する物質のことを免疫グロブリンと言いますが、これを生産しているのはリンパ球の中のB細胞です
 
一度抗体が出来ると、その後は同じ抗原の浸入に対して迅速に対応できるようになりますが、これを免疫が出来たというわけです

 以下のIgが免疫グロブリンをあらわし、G、A、Mはそれぞれ分子構造が違っているため区別しています
IgG
実際にはさらにIgG1からIgG4の4種類があるそうです

人の免疫グロブリンの中ではもっとも多く存在しています
870mg/dL 1700mg/dL
IgA
IgA1とIgA2の2種類があります

唾液、涙、粘液中に存在します
110mg/dL 410mg/dL
IgM
血液中にのみ存在します

抗原の浸入に対して、最初に反応します
35mg/dL 220mg/dL
C反応性蛋白 CRP
体内で炎症反応が起きると、血液中に特定のタンパク質が多数表れてきます。このタンパク質がどのくらい存在しているかを表した数値です。当然炎症が激しいと、この数値も高くなります

我が家の連れの場合は、この数値を参考に発熱の度合いを見ていました。数値が高いときは熱が上がります

0mg/dL 0.25mg/dL

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