体内のどこかにがんが出来ると、その代謝によって血液中や排泄物の中に特有のタンパク質や酵素、ホルモン等が増えてきます。これを検査し数値化したものが腫瘍マーカーです。
ただし腫瘍マーカーの数値が高い場合、それがすぐにがんの存在につながるわけではありませんし、腫瘍マーカーによってがんの発生場所を特定できるわけでもありません。
ただがんであることが確定している患者さんにとっては、この数値の増減で治療効果を推定することが出来ます。
なおこのページの項目は我が家の連れに行われた血液検査を元に作っていますので、他の腫瘍マーカーもいろいろあります。我が家の場合、乳ガン等も疑われていました
副甲状腺ホルモンインタクト | 副甲状腺から分泌されるホルモンで、血液中のカルシウム濃度が低下すると、この分泌が多くなり骨に含まれているカルシウムが血液中に溶け出します |
10pg/mL | 65pg/mL |
インタクトPTH−rP | 悪性腫瘍があると作り出され、高カルシウム血症を生じるタンパク質です |
0pmol/L | 1.1pmol/L |
CEA−CLIA | 腫瘍マーカーの一つです 数値が高い場合、大腸、胃、肺等にがんが生じている可能性があります ただし肝障害や胃潰瘍でも数値が高くなります |
0.5ng/mL | 5ng/mL |
CA15-3 CLIA | 乳ガンが疑われる場合に利用される腫瘍マーカーです 単位についてはよく分かりません |
0.5U/mL | 35U/mL |
BCA-225 | 0U/mL | 160U/mL | |
NCC-ST-439 | 0U/mL | 7U/mL | |
エンドトキシン定量 | 真菌の感染症を調べる数値です | 3.5pg/mL | 5pg/mL |
βーDグルカン | 6pg/mL | 11pg/mL |
※ pg/mLとは、1mLあたり1pg(ピコグラム)その物質が含まれていることをあらわします。p(ピコ)は10-12乗ですので、ものすごく僅かな量です
※ pmolは(ピコモル)をあらわし10-12乗モルとなります
※ ngは(ナノグラム)をあらわし、10-15乗グラムとなります