動脈硬化指数の計算

 繰り返しになりますが、動脈硬化の原因というのは

@ 血管の内壁にLDLコレステロールや中性脂肪が付着する。
A LDLコレステロールや中性脂肪が付着したことにより、血管内壁の弾力性が失われる。(ゴムのようなしなやかな血管が、鉄パイプのような硬い血管になる)
B 高齢になって、血管を取り囲む筋肉の弾力性が失われ、血管が変形しずらくなる。

 というようにまとめることが出来ます。この内Bは高齢になったらある程度は避けられないことだと思いますので、今後は@とAの対策を調べることになります。

 なお血液が流れにくくなる原因として、血液そのものの粘度(粘性)が高まったり、血球自体の弾力性が失われることも考えられますが、これについては動脈硬化対策の次に、いわゆるドロドロ血液への対策として考えてみたいと思っています。

 というわけで、話の流れから行くと、動脈硬化対策というのは、どうやらコレステロール対策になるということが分かってきました。そこでまず自分の動脈硬化の度合いを知っておかなくてはいけないという事になります。

 これについては、私の個人的な健康に関するブログ「健康生活あれこれ」でまとめましたので、その記述を以下にコピーしたいと思います。(若干加筆修正しました)

 「動脈硬化の指標」という検索語句でネットで調べてると、「動脈硬化指数」という計算式が出てきました。以下のようなものです。

(動脈硬化指数)=(総コレステロール−HDLコレステロール)/(HDLコレステロール)

 何を計算しているかというと、HDLコレステロールは善玉コレステロールと言われているものですから、それを総コレステロールから引き算すれば、残っているのは、あまり体にとって良くないLDLコレステロールだと言えます。

 この体にとって良くないLDLコレステロールをHDLコレステロールで割り算しますから、悪い奴と良い奴の割合を比較しているわけです。

 結果ですが3以下なら心配ないそうで、3〜5は要注意、それ以上は即治療だそうです。つまり悪い奴が3人いても、良い奴が1人いれば、まあなんとかなる、ということで、それ以上になると動脈硬化が進むと言うことです。

 一方こういった数値は人それぞれの個人的な体質による部分もあるのではないかという意見もありました。つまり体調の良い若いときの指標と今の指標を較べて悪くなっていたら問題だと判断する考え方です。

 例えば20代に上記の動脈硬化指数は1.5ぐらいだったのに、今は4を越しているというような場合が問題だとするわけです。昔の検診結果が残っていると、こうゆうときは便利だなと感じます。


 というわけで、私自身も高血圧症状があり、総コレステロール値は若いときから高めですので、早速昔の検診結果を調べて計算してみたところ1.95でした。また15年前は1.81だったので、まあ大丈夫かなと思っています。

 しかし、もしこの数値が高めのようなら、早急に改善する必要がありそうです。


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