プロポリスの概要

 プロポリスという面白い名前の健康食品は、生前の連れに教えてもらいました。その時は抗ガン作用という話ではなく、私がちょうどアトピーに苦しんでいた頃で、体質改善に良いのではということでした。

 利用する前に、いったいどんな物質なんだろうと調べてみたのですが、ミツバチが花の密と共に集めている物質で抗菌作用や抗炎症作用があるという事でした。

 もともとは植物が自分たちの体が傷つけられたとき、それを修復するために樹液を分泌するのですが、ミツバチはどうやらこの物質を意図的に集めているか、または更に加工している可能性があるようです。

 私が一時期利用していたプロポリスは、ブラジル原産のものだったと記憶しているのですが、ウィキペディアによればアルゼンチン、イギリス、イタリアを初めとして、日本でも量は少ないものの採集されていると言うことです。

 私が利用した溶液の色は黄褐色だったと思います。ただその色も起源になる植物によって変化するようで、さらに産地や採集した植物によって、成分も異なるようです。

 では一般的な成分としてどんなものが含まれているのか。ウィキペディアには、中国産やヨーロッパ産のものの主成分は「フラボノイド」であると書かれています。

 一方ブラジル産のものにはアルテピリンCを主要成分とした「桂皮酸誘導体」が多く含まれていると言うことで、同じ「プロポリス」という商品名でも、主成分は異なることが分かりました。

 ただ細かい成分も含めると300〜400と書かれていますので、人体に対して何らかの作用があることが分かっても、それがどの成分に起因するのかを調べるのはかなり大変そうです。

 しかしながら、抗炎症作用があるのは確かなようで、用途として化粧品、日焼け止め、消毒抗炎剤、点眼剤、鎮静剤等に使われているとウィキペディアには書かれています。

 さらに最近は健康食品としての利用も拡大されているとのことで、抗菌、抗ウイルス、抗炎症、抗腫瘍作用を期待した治療が実際にこれを使って行われているようです、

 現在も研究は続けられているようで、その効用について、研究報告もなされているようですから、他の健康食品に較べると信頼度は高そうです。

 なお有用成分と思われる 「フラボノイド」ですが、ベンゼン環が三つくっついたような形で、そこから派生的にいろ
いろな物質が出来、その数は7000以上とウィキペディアに書かれています。

 また、さらにその上の大分類としては、健康食品として時々紹介される「ポリフェノール」と呼ばれる物質群に含まれていて、それらの代表的には物質として紫色の色素である「アントシアニン」や茶の渋味成分である「カテキン」が知られています。

 私自身は液体のプロポリスを利用し、水に数滴加えたものを飲んだりしていましたが、今は錠剤や飴のような製品もあるみたいです。(続きます)


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