民間療法・代替療法のまとめ


 ここまで書いてきて、自分の頭の中を整理するため、いったん更新をストップしてこれまで書いてきたことを読み直し、加筆修正しました。

 大筋では基本的にきちんと理屈を追って考えてきたと思っていますが、相手は、人間の免疫という最先端の生物学でもよく分からないような内容ですから、「これで間違いない!」と断言できるようなことは皆無に近く、その意味では現実の化学療法が最も効果があるのかなと思わざるを得ません。

 そう思いつつ、この化学療法は、基本的に「毒を追って毒を制す」というような側面を持っていて、要するに体内に毒物を入れて、良いものも悪いものもすべて一掃し、まっさらの状態にした上で良いものだけが新たに生産されることを願う、という療法なのかなと私は感じています。

 そんな中で、治療を受ける患者さん側としては、何とか早くリンパ腫細胞を根絶させたいとか、化学療法による副作用を少しでも軽減させたいとか、化学療法後の体力をなるべく早く回復させたいという願いを込めて、民間療法を考えるのかなと思います。

 しかしここまで私が調べてきた範囲では、悪性リンパ腫細胞を駆逐するような食べ物、飲物を発見することは出来ず、また様々な民間療法があることは分かりましたが、これだという決定的な療法を見つけることも出来ませんでした。

 とは言うものの、ではすべての努力を諦めて医師が言うままに治療を続ければいいのかと考えると、やはり「少しでも良くしたい」と考えるのが普通の人の考えだと思います。

 その意味では、健康食品や民間療法を取り入れる目的を明確にした方が良いような気がします。つまり上に書いたように

1.リンパ腫細胞そのものの根絶を目指す 

2.化学療法の副作用を軽減させる

3.体力をつける

という観点のどこに重点を置くか、というようなことではないかと思えます。重点を置く部分が決まったら、それに見合った健康食品や様々な民間療法のどれかを選択すればいいということで、闇雲「あれが良いと聞いたから試してみよう」では、弱ったからだがますます衰えるような気もします。

 またこういったこと以外に、これまでの流れで私自身自分の健康維持に対しても感じたことですが、健康を維持する基本は

@ ストレスをためない

A 適度な運動をする

B バランスの良い適切な食事を摂る

C 睡眠時間を確保する

というごく当たり前のことです。つまりこれらが、いわゆる免疫細胞を活性化せせる原点ではないかと思えます。また様々な免疫活性化の方法の中で、私が一番良いなと思ったのは「深呼吸」でした。

 ただ以上のことは日常生活の中でありきたりのことであり、こういったことをやって病気を克服した、みたいなセンセーショナルなインパクトは乏しいし、努力して成果が表れたとしても、それがこういった努力の結果なのか、医師の治療の成果なのかが区別できないところが辛い部分です。


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