ビタミンCの性質、特徴について

 ビタミンの概要が分かったので、次に「ビタミンC」について、ウィキペディアを参考にして調べています。

 先ずビタミンCの表記法ですが(VitaminC、VC)と書かれます。そういえば手元にあるペットボトルの成分表を見ると「VC」という表記をよくみかけます。

 またアジの干物の成分表にも「VC」と書かれているものがあります。これはいわゆる酸化防止剤として加えられているわけで、以下の性質を見ると納得できます。

 化学式はC6H8O6で五角形の環状の一端に炭素の鎖が伸びています。周辺に−OHという、水素と酸素がくっついたようなものが4つくっついています。

 このOHが周辺にある酸素と反応して水になるから、酸化防止になると言うことです。

1.化学的特徴

・ 水溶性:水に溶けやすい

・ 強い還元(他の物質から酸素を奪う)能力を持つ(ビタミンC内のOHが他のOと結びつきやすい性質を持っているのだと思います)

・ 上記の理由により、活性酸素類を消去する

・ ビタミンEを再生する

・ 加熱すると、空気中の酸素や水分と反応して別の物質になってしまう

2.生物学的特徴

・ コラーゲンの合成

・ 不足すると壊血病(皮膚や粘膜、歯肉等からの出血、歯の脱落等)になる可能性がある

・ ヒト、サルの一部、モルモット等はこの物質を体内で合成できない(他の動物は出来るとのことで不思議です)

・ 成人の1日あたりの摂取(推奨)量は100mg

・ 鉄、カルシウムの吸収を促進

・ 酸っぱいものが含有量が多いわけではない(レモンだけがビタミンCが多いわけではない)

3.医学的特徴

・ 不足しなくても摂取量が少ないと老化が進行?

・ 余剰のビタミンCは尿によって排出される

・ 大量摂取した場合は下痢を起こす可能性がある

・ 大量摂取による風邪やインフルエンザの治療効果は確認されていない

・ ガンの代替療法としてビタミンC高濃度点滴を採用する医療機関は増えつつある

・ 風邪やインフルエンザ等の感染症に対して粉末が医薬品内に含まれる

4.含有量の多い食べ物

・ 柑橘類、イチゴ

・ 柿

・ トマト、ブロッコリー、ほうれん草、ジャガイモ、サツマイモ

・ ジャガイモは加熱してもビタミンCが壊れにくい


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