主な血液検査結果の数値の見方
   
略号 名称 説明
ALP アルカリフォスターゼ
胆汁の流出異常に関係、高いと悪性骨腫瘍と書かれていましたが、一般的にはこれ以外の指標も同時に上昇するようです
CRP 炎症反応、感染症反応
炎症や感染が起きると数値上昇。普段は限りなくゼロに近い。実際に起きている炎症より時間的に遅れて数字が変化します。つまり上昇してきた頃には、すでにピークを迎えていて、下降を始めたときは、もうすでに炎症はほとんど治まりつつあると言うことです。この指標と体温は時間的にずれますが、相関関係になります。
HGB ヘモグロビン
酸素運搬能力、8以下で赤血球輸血。状況にも寄りますが、基本的に8以下という数値は治療期間中厳正に守られていました。
LDH 乳酸脱水素酵素
腫瘍細胞が増殖するとき、数値が上昇します。ALPも同時に上昇することが多いようです
PLT 血小板数
30以下で輸血。これも厳正に守られていました。
SIL-2R 腫瘍マーカー
生体の免疫機構活性化の指標で、これが上昇時は腫瘍悪化の可能性が高いと言うことでしたが、この数値だけでは判断できないようです
TK活性 腫瘍マーカー
細胞分裂増殖の指標のひとつ。細胞増殖が激しい疾患で上昇。これも上記同様、この数値だけでは判断できません。
WBC 白血球数
1000以下で感染予防措置、200以下でG−CSF使用。骨髄抑制が効いてきたとき、一番影響を受ける数値。これが少ないと感染症にかかりやすくなるので、医者はこの数値のコントロールにかなり神経を使っていました
カルシウム値 血液中のカルシウム濃度
高いと悪性腫瘍の骨転移、多発性骨髄腫、低いと呼吸器疾患
クレアチニン 腎機能の数値
数値上昇で腎機能が悪い
表紙に戻る 治療を終えてに戻る Cyclo BEAP療法へ