運動と食事の改善による効果

 私はアトピー持ちで、過去にかなり辛い経験をしています。その顛末はこのサイトとは別の、私の健康状態についてまとめた「高血圧、アトピー、健康生活」というサイトでまとめていますが、アトピーとはすでに50年近い付き合いとなっています。

 原因ですが、私自身のアレルギー体質と子どもの頃から大人にかけて体内に蓄えた様々なアレルゲンの一部が皮膚ににじみ出て、それが強烈な痒みを引き起こす、というような解釈を私はしています。

 その考えに基づいて、40代になってから体内を浄化しようと考え、飲物、食べ物に気を使うようになりました。自然食や無農薬栽培で収穫した農作物を買うようにして、さらに水道には浄水器をつけました。

 その後無農薬栽培で買う野菜は通常のスーパーの野菜に較べると高いため、自宅近くに畑を借りて、そこで無農薬、無化学肥料(時々鶏糞を入れています)の野菜も作り始めました。

 その結果だと思いたいのですが、40代中旬にアトピーの好転反応が出て(好転反応とは、病気が治る時に、一時的に症状が激しくなる状態というように解釈しています)かなり悩んだものの、40代後半からは症状が出るものの悪化することが少なくなり今に至っています。

 動脈硬化の話題とはまったく異なる話なので、「変だな」と感じた方もいると思いますが、何を言いたいのかというと、「動脈硬化」という症状が生じるまでには、本当に長い年月を必要とする(つまり日頃の不摂生が長い期間続いた)という事を最初に認識しなければいけないと言うことです。

 その次に動脈硬化対策として、食事や運動療法がもっとも効果があると言われ、誰もが継続することが重要と書いていますが、ではどのくらいの期間継続したらどのくらい効果が表れるのかという目標値がないことに気がつく人も多いと思います。

 最初に私のアトピーの例を出したのは、このことを意識していたからですが、結局私が体質改善を試みて、アトピー症状がようやく軽減したと感じ始めるまでの期間は7〜8年ぐらいだったと思います。

 つまり長い年月(25年ぐらい?)かけて蓄えた体内の不要物を排出するには、やはりそれ相応の年月かかるということで、動脈硬化も似たようなものだろうなと思えるわけです。

 と言うことは、運動なり食事なりを改善しても、それが効果となってはっきりあらわれるまでにはかなりの時間が必要だという結論になり、このサイトの目的である「悪性リンパ腫」や、他の「ガン細胞の増殖」という短期間で悪化するような病気に対しては、時間がかかりすぎる、という印象をもたざるを得ません。

 どのサイトを見ても、運動と食事が大事と書いてあって、基本的にはそれを一生続けると言うのが暗黙の了解事項になっているような気すらしますが、それほど長期間かかるということだと思います。

 というわけで、運動も食事もひじょうに大事ですが、その効果は短期間ではなかなか表れないだろうなというのが第一の結論です。

 しかしだからと言って手をこまねいていれば、動脈硬化の状態は改善されないどころか、年齢と共に悪化の一途をたどるわけですから、やらないよりはやった方が良い、という結論にもなります。

 ただ、例えば一ヶ月の間、毎日1時間歩けば、中性脂肪はこのぐらい下がります、というデータは欲しいなと思います。やはり多少は目標がないとなかなか継続できません。

 この点についてネットを検索してみた所、数か月、スポーツジムで運動をした方の例が出ていました。それに寄れば総コレステロールと中性脂肪はかなり下がるみたいです。

 数か月のオーダーで下がるなら、ガンの化学療法の期間と同じぐらいですから、やはり運動と食事は気をつけるべきだと言う結論になります。(参考にしたページは「まえだ循環器内科」というページの左側にある生活習慣病の中の高脂血症というページです) 


表紙に戻る 自分で出来ること 動脈硬化対策の次は