筋肉のコリとは、筋肉の一部が収縮したままの状態が長時間継続することによって、その中を網目のように通っている毛細血管が折れ曲がったりつぶされたりして血行がが悪くなると言うことです。
従って、コリを元に戻すには、収縮した状態の筋肉を弛緩させればいいわけです。では弛緩させるにはどのような方法があるかを思いつくままに並べてみると
@ 反対方向に曲げる
A 筋肉全体を脱力した状態にする
B マッサージで筋肉をほぐす
C 体全体を温める
D 適度な運動とストレッチを行う
E 低周波や超音波で筋肉を機械的に揺さぶる
F 指圧や鍼灸
と言う結果です。まだ他にもあると思うのですが、今の所これだけしか思いつきません。共通しているのは、ともかく筋肉を自在に動かすと言うことです。その際体を包んでいる環境は暖かい方がいいわけです。
本来ならそこで運動やストレッチの方法をいろいろ解説するわけですが、それはそういった内容を専門に説明しているサイトがいくつもありますから、それを参照すればよいと思います。
それ以外でちょっと関心を持ったのがマッサージです。私自身アトピーについて苦しんでいるときに、東洋医学の先生に首筋の後ろのうなじ部分をマッサージしてもらったことがありますが、ものすごく気持ちが良かったです。
そのような体験もあるので調べてみようと思い立ちました。そこで「マッサージ 物理的作用」という語句で検索してみると、マッサージの効果として
@ 毛細血管の拡張
A 筋肉組織の弛緩
B リンパ液の流れの改善
等の項目が揚げられていることが分かりました。また人からマッサージを受けている場合は、その接触によって精神的な安らぎも得られるのではないかなとも思えます。(ガンの治療では大きな要素だと思えます)
だとすると、その安らぎによって、ストレスの一部が溶かされ、筋肉の緊張も和らぐという効果もありそうです。これは最近流行の機械で行うマッサージとはまったく感覚が異なるものです。
私自身、マッサージチェアもたまに使いますが、何だか物理的に無理矢理刺激を与えられているだけという感触があります。しかし人間の手によるものの場合は、マッサージをする側の感触として相手の筋肉のこり具合に併せて力加減を変えることが出来ます。
こういった相手の筋肉を感じながら行うマッサージと、相手構わず「強、中、弱」とメモリだけで強さを変えるような機械では、自ずと効果に大きな差がでてしまうとはずです。
いずれにせよ、人が行うマッサージには癒し効果と血行回復という二つの大きな効果が望めると思えます。