温熱療法

 ガン細胞周辺の血流を良くすることが、ガン細胞を衰退させるのではないかという前提で、特定の病気がある場合はその治療を優先させ、喫煙等の習慣があれば禁煙し、特に病気の症状がない場合は運動やマッサージが効果があるのではと考えてきました。

 次に冷えや低体温(36℃未満?)がガン細胞増殖を促すような効果があるなら、逆に患部を直接温めたらガン細胞は嫌がるのではないだろうかと考えました。

 しかも体内の酵素が最も活発に働く温度は40℃前後であると(ネット上では37℃であるという記述もあります)言うことですから、通常の体温(36.5℃ぐらい)より少し上の温度にしてあげることによって、何らかの効果がありそうです。

 もう一点。人が持っている免疫力も平熱よりも高い温度で働きやすいのだと思います。(風邪をひいて熱が出るのは、ウイルスとリンパ球が闘っているからだと思っていますが、実は体自身が闘いのために体温を少し上げて免疫力が出やすいようにしているとも考えられます)

 以上のことから「ガン細胞に熱を加える」という検索語句を使ってネットで検索を行ったところ、「がんサポート情報センター」のページが出てきました。そこには「温熱療法」という言葉が出ています。

 このページの内容を読むと、ガン細胞は摂氏41℃を越えるとダメージを受けると書かれています。ただし当然ながらガン細胞周辺にある正常な細胞も影響を受けます。

 ただ正常な細胞とガン細胞ではその周辺にある血流組織に違いがあり、正常細胞では一部が熱くなるとその熱を血流が逃がす(自動車のラジエーターのような)働きがありますが、ガン細胞の場合は自分の細胞の周りにデタラメに血管を形成するため、熱をうまく逃がすことが出来ず、要するに蒸し風呂状態になってしまうということのようです。

 話だけ読むと何だかすごく有効な治療法で、正常細胞に対するダメージも少なくて済みそうです。これが本当に効果があるなら、副作用の強い化学療法なんか必要ないはずですが、実際にはあまりメジャーな治療法にはなっていません。

 どうしてだろう?と考え上記のリンクページの情報を熟読すると、局所的に温めるのが難しいということのようです。しかしそれも現代の技術なら克服できそうな気がするのですがどうでしょうか?

 ちなみに私はアトピー持ちで一時期免疫を活性化すると言うことで「アイロン療法」なるものを数ヶ月間試したことがあります。

 これもネットで検索すると実際にやられている方がいますね。アイロンは小さな物でいいです。私の場合はアトピー治療の目的で胸腺の免疫機能を活性化させようと思い妻にやってもらいました。

 胸の上にタオルをのせて、その上からアイロンを軽く動かしながらあてがうだけです。胸がポカポカしてひじょうに気持ちが良かった記憶があります。誰かにやってもらうと言うことも一種のヒーリング効果になっていると思われます。

 実際に効果があったのかどうかは不明ですが、この頃ちょうど職場で感じていたストレスが激減し、アトピーは一気に軽快。これがアイロンの効果なのかストレス減少の効果なのかは不明です。ただ気持ちが良いことは間違いありません。 


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