運動療法で免疫力を高める


 ダンス、ヨガ、気功、太極拳、ストレッチ、ウォーキング、サイクリング等を運動療法としてひとまとめにして、その効果を考えたいと思います。もし運動が単なる健康維持や退職増強だけでなく、免疫力強化にも繋がると言うことであれば、自分の生活環境が許す範囲で、もっとも行い安い運動をすればいいはずです。

 さて、ウィキペディアでは「運動療法の意義」という項目で、以下の7点が示されていました。(以下引用です)

  1. 関節可動域、筋力、協調性の改善
  2. 肺活量の増大
  3. 最大酸素摂取量、最大酸素負債量の増加
  4. 心拍出量の増加と心拍数の低下
  5. 運動時の血圧上昇が低く抑えられる
  6. 糖代謝の改善
  7. 脂質代謝の改善

 以上引用終わり

 というわけで、まあある意味誰でも想像できる当たり前の事が書かれていますが、まず注目したのは2と3。基本的にこのことから導かれるのは、血液中の酸素量が増える、と言うことだと思われます。

 ということは各細胞に酸素が行き渡り、細胞の活動が活発になるということで、これが免疫力改善のきっかけになる可能性は大きいように思えます。

 また3と4では、たくさんの酸素が溶け込んでいる血液が、力強い心臓の動きとしなやかな血管の動きで、全身にくまなく酸素が運搬されると言うことを意味していますから、これも免疫力と関係しそうです。

 6と7については、これらが改善されることによって、血液の粘性が減り、より流れやすくなると思われるので、これも3や4と同じような効果をもたらすように思えます。

 この他に運動によって体温が上がり、熱に弱いガン細胞を弱体化したり、酵素の働きを強めたりするとか、運動によってがんの原因になったストレスが解消すると言ったような効果を強調している方もいます。

 ただ注意しなければいけないのは、いくら運動療法が体に良さそうだと思っても、必要以上に体に負担をかけることは良くない、と誰もが書いています。

 その意味では、通常より心拍数が若干上がる程度で、30分ほど持続できるような運動(ウォーキング等)が体に一番よいという結論になりそうです。もちろん運動と言うことを意識しないで、ヨガや太極拳といったストレッチに励むのも良い方法に思えます。
 


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