誰か他人に手伝ってもらって出来ることとして、鍼灸、催眠療法、マッサージ、レイキ、ヒーリングタッチ、ホメオパシー、カイロプラクティック等の整体、リフレクソロジー、電磁療法といった項目をあげてきましたが、これらの方法をじっと見て、共通点を考えています。
ただしその前に、具体的なイメージがよく分からないカタカナ用語があるので、とりあえずこれがどんなものなのかネットで調べてみました。
@ レイキ
ウィキペディアによれば、レイキは漢字で「靈氣、霊氣、霊気」とも書くようで、漢字を見ると少しイメージが湧いてきますが、一種の「手当て療法」だそうです。
「手当て」という語句は、怪我に対して何らかの手当てをする、というような意味合いですが、「レイキ」の場合は、文字通り「手当て」であって、別名「手のひら療法」とも言われ、手のひらや指先を患部に当てて身体の不調を治そうというもので、要するに手から出る何らかのパワーによって治療するという意味だと思います。
テレビの特番で時々「奇蹟の治療」というようなタイトルで報道されることがありますが、科学的根拠については若干疑わしいと言うのが共通見解のようです。
ただ人間というのは不思議なもので、体の接触があると、それだけで何となくコミュニケーションが旨く伝わるようになったり、気分的に安らかな気持ちになるのは事実です。
それをもう少し極端に、乃至は意欲的、積極的に行おうとしたものが「レイキ」かなと思えます。辛いときに誰かに抱きかかえてもらうと、それだけで安心すると言うのと似ているかなと思えます。
A ヒーリングタッチ
上記の「レイキ」の延長線上にある方法かなと思えます。「気功」という語句で説明しているページもありますが、方法について具体的に詳しく説明しているページは見つかりませんでした。
基本的には、体表面から数cm離れたところに存在するエネルギーフィールドにタッチするんだという説明が多いようですが、このエネルギーフィールドの定義がよく分かりません。
またそう言ったフィールドがあると仮定しても、それにタッチ(接触)出来るのかという疑問を感じます。(もちろん熟練した方はそういったエネルギーフィールドを感知し、その乱れを認識し、タッチすることによって乱れを直すという論理的な流れは分かりますが、熟練しないと分からないと言われてしまうと、普通の人には無理だなと思えてしまいます)
B ホメオパシー
ウィキペディアによれば、「極度に希釈した成分を投与することによって体の自然治癒力を引き出す」 という療法だそうですが、最初にこの文章を読んだときは、アレルギーの減感作療法と共通するのではと思えました。
ただしウィキペディアの説明を読むと、極度に希釈というのが、想像を絶するほど薄い溶液であると定義されていて、その場合最初に溶かし込んだ物質は、ほとんど生体に影響を及ぼさないとされています。
その意味では、溶液の中にそう言った成分が含まれていて、それによって抵抗力が高まるという思いこみ(一種のプラセボ(偽薬)効果)を誘導するのではないかとされています。
であるならば、これは「減感作療法」とは似て非なるものであると言えます。
一方、実際問題として、臨床的な統計において、ホメオパシーはプラセボ効果以上の有効性はないと判断されているようですから、ある意味、「信じることによって治癒力が増す」という治療法なのかもしれません。