7月20日(金)、転院33日目。今日からリツキサンが始まる。
まったく新しい薬剤なので副作用が心配だ。病院で見守りたいが、仕事もしなければならない。夕方ちょっと早めに病院へ行き、状況をYから聞く。
最初にブルフェン(解熱鎮痛消炎剤)を服用。続いてアレルギー止めシロップを飲む。十時半よりリツキサン開始、2時40分終了。
この間1時間おきに検温、血圧測定。終了時頃若干の微熱。つらく感じるような副作用は出ていないが、体が熱く火照るようで、さかんに吹き出る汗をタオルで拭いている。
リツキサンは初回に副作用が出ることが多い薬だが、幸いなことにこれ以外の副作用はなかった。
21日(土)。転院34日目。今日はアドリアシン、ラステットの第一日目。またまた新しい薬剤の登場だ。
ちなみにアドリアシンは今日だけだが、ラステットは今日から4日間連続投与となる。様々な薬が体内に入っているので、副作用が出ても、どの薬の影響なのか、もはや判定することは不可能だ。
朝は平熱、血圧も正常。9時50分、アドリアシン開始。30分で終了。10時20分、ラステット開始。
夕方微熱。朝食、昼食は一応食べられたが、胃が重苦しい。咳止めはメジコンのみだが、咳はほとんどでていない。夕方になり熱も平熱に戻ってきた。抗がん剤の影響で一時的に上昇したようだ。
22日(日)。転院35日目。9時からラステット開始。
午前中母親、妹、息子とともに病院へ。昨日とほぼ同じ容態だが、夜半胃が痛くなり痛み止めを服用。我々が病室に着いたとき、すでにラステットは終了していた。
味覚異常も始まり、食べ物がひじょうにまずいと訴えられる。昨晩の夕食は食べたが朝食は食べていない。ムコスタ(胃痛に対する胃潰瘍治療薬)が処方される。
Yがマッサージを希望。マッサージが理由とはいえ、やはり不安があるのだと感じる。当然だろう。少しでも長い時間一緒にいられればいいと思う。
マッサージをしていると体の異常がよく分かる。(ちなみに素人マッサージで単にもんでいるだけだが)上腕に筋肉はあるが、それ以外はタポタポしているだけだ。筋肉の張りがほとんど感じられない。