安心していたら発熱

 7月4日(金)。再入院54日目。

 血液検査では数値上昇の兆しあり。白血球がわずかだが増加に転じた。今回はほとんど副作用が出ることなく治療が終了しつつある。すでに回復期に入っているはずだ。

 月曜にはかなり正常値には戻るのではないだろうか。その後検査を行い、良好なら退院手続きだ。

 5日(土)。談話室で昼食。みかけはほとんど問題なし。だるさが少し残っている程度。ゆっくりなら50メートルぐらいは歩ける。夕刻メール。どうやら、「14日前後が退院になりそう」という、うれしい報告だった。
   
 6日(日)。朝メール。早朝37.7度の発熱。突然のことでこちらもびっくり。原因は現時点では不明。

 11時に母親と病室へ行ったが、熱は少し下がり、さほどつらそうではない。談話室で話。あと1週間ぐらいで退院の予定と伝えられた。食事がまずいこと、どこにも出られないことが、大きなストレスになっている。夜、再び37.6度に上がったとメールが来た。退院前の最後の山場か。

 7日(月)。熱が下がらない。特に夜。CV跡の炎症かと思ったが、ノイトロジン投与の影響で、「白血球を一挙に作るために発熱した」、というのが主治医たちの見解。だとすると、もうしばらく続くか。白血球の数値は、4日は210だったが、今日は5560まで急上昇している。

 夜メールがきた。この日のCRPは3.41だったが、水曜の結果でこれが上がっていなければ、金曜退院の可能性もあるという連絡だった。
 
 8日(火)。昨夜は37.6度まで上昇。微熱が続くのも不気味で嫌な雰囲気だ。退院に備えて少し病院内をゆっくり休みながら歩いてみたようだが、数100m歩いただけで筋肉痛になったという。入院時の足の萎え方は激しい。この日はCT撮影も行った。

 9日(水)。朝、また熱が出た、とメールで連絡が来た。そろそろ終わりかと思うと熱が出る。血液検査結果も血小板が18しかなく、赤血球も少ないので再び輸血。

 骨髄抑制が効きすぎている。熱は血球を作るために出ているとは言うが・・・。本人もだるいといっている。

 一方で、ついに金曜退院が決まった。しかし、血球がこんなに少ないのに退院しても大丈夫だろうか、という不安もある。


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